速読英熟語のレベルと使い方|熟語帳が必要な人・不要な人の分かれ目
速読英熟語は、長文を読みながら英熟語を覚えるZ会の熟語帳です。ただし竹内個別では、この「長文の中で覚える」形式を積極的には勧めていません。理由は、英語のスキルはそれぞれ独立しているから。長文読解は長文読解、熟語暗記は熟語暗記として分けたほうが、結果的に速く仕上がります。
そして、その前にもっと大事な問いがあります。あなたはそもそも熟語帳をやるべきなのか、という問いですね。文系と理系、そして共通テストの目標点によって答えが変わります。ここを決めないまま参考書だけ買ってしまうと、20周やり切る時間が確保できないまま本番を迎えることになりかねません。この記事では速読英熟語のレベルや使い方といった基本情報に加えて、竹内個別が実際の指導で使っている「熟語帳をやるかどうかの判断軸」までお伝えします。
この記事でわかること
- 速読英熟語がどんな参考書で、どのレベルの受験生向けなのか
- 英熟語帳が必要な人・不要な人の分かれ目(文系/理系・共通テストの目標点)
- 竹内個別が「長文の中で覚える形式」を勧めない理由
- 熟語をやるなら、単語・文法・解釈・長文のどこに挟むか
- 英熟語の覚え方と、現実的に必要な周回数
熟語帳に何時間かかるのか、他の参考書と比べて後回しにしていいのか。参考書ごとの所要時間は、記事では触れていない英語ロードマップにまとめてあります。
速読英熟語とは?Z会の熟語帳の収録内容
速読英熟語は、英文を読みながらその中に出てくる熟語と構文を覚えていく形式の熟語帳です。Z会が出版しており、大学受験の熟語帳としては長く定番の位置にあります。一般的な熟語帳が「熟語→意味」の一覧で構成されているのに対し、速読英熟語は英文が主役という構成。英文を読んで、そのあとに熟語と構文のページで確認する流れになっています。長文を読む練習と熟語の暗記を同時に進められる点が、この本の最大の売りといえるでしょう。
改訂版では英文がすべて書き下ろしに変わり、音声も提供されています。前の版を持っている場合、収録されている英文自体が入れ替わっている点には注意が必要ですね。(出典:Z会公式サイト『速読英熟語[改訂版]』)音読やシャドーイングの素材として評価されることが多いのも特徴で、解説記事では「音読教材として優秀」という位置づけで紹介されることが目立ちます。逆に言えば、純粋な暗記用の教材として設計されているわけではないということ。この違いが、あとで説明する「勧めない理由」に直結してきます。
速読英熟語のレベルはどのくらい?
英文そのものの難易度は高くありません。使われている単語は標準的で、熟語も基本的な動詞と前置詞の組み合わせが中心になっています。ただし「英文が簡単だから誰でも取り組める」と考えるのは危険です。熟語を知らない状態で英文を読むと、単語はすべてわかるのに文の意味が取れないという状態に陥ります。これは実際に多くの受験生がぶつかるつまずき方ですね。
逆に言えば、単語と文法が入っていない段階では、熟語以前に英文そのものが読めないということ。土台がないまま応用教材に進んでも、時間だけが溶けていくことになります。竹内個別が考える着手ラインは、単語・文法・解釈・長文まで一通り終えた段階です。この順番については後ほど詳しく説明します。速読英熟語に限らず、参考書は「始められる状態」を作ってから開くもの。手元の1冊が終わっていないうちに次を買うのは、受験でいちばん起きやすい遠回りです。
そもそも英熟語帳は必要?文系と理系で答えが変わります

結論から言うと、文系の受験生は熟語帳が必要、理系の受験生は優先順位が下がります。同じ「大学受験」でも、ここは分けて考えてください。竹内個別で理系を目指す生徒は、そもそも熟語帳にたどり着かないことがほとんどです。数学や理科の優先順位が先に上がってしまい、熟語をやる順番が回ってこないから。逆に文系志望の生徒や、英検2級・準1級を取りにいく生徒は、熟語帳をやる人が出てきます。
共通テストの目標点で決める
もう一つの判断軸が、共通テストで何点欲しいかです。ここは「共通テストだけだから不要」という単純な線引きにはなりません。同じ共通テストでも、6〜7割でいいのか8割以上欲しいのかで答えが変わります。8割以上を狙うなら、熟語で落とす失点は無視できない大きさになってくるからです。逆に6〜7割が目標なら、その時間を他の科目に回したほうが総合点は伸びるでしょう。
| 状況 | 熟語帳の必要性 |
|---|---|
| 共通テストで60〜70%取れればよい | 不要 |
| 共通テストで80%以上欲しい | 必要 |
| 文系(国公立・私立問わず) | 絶対に必要 |
| 理系 | 優先順位が下がる |
| 私立文系3科目・英語の配点が高い | 必要 |
私立文系で3科目しか使わず、しかも英語の配点が突出して高いという受験生もいますよね。そういう場合は熟語まできっちりやる必要が出てきます。英語1科目の重みが他の受験生とはまったく違うので、同じ「熟語帳をやるかどうか」でも判断が変わってくるのです。自分の受験科目の中で英語がどれくらいの比重を占めているのか、まずはそこから逆算してください。判断の順番は、志望校と配点が先、参考書選びが後になります。
文法書に載っている熟語で足りる大学も多い
見落とされがちなポイントがあります。NextStageやVintageのような文法書には、熟語のセクションが入っているという事実です。そして、そこに載っている熟語で十分に戦える大学が実は多い。熟語帳を1冊追加する前に、まず手元の文法書の熟語パートを完璧にできているか確認してください。そこが空いた状態で新しい参考書を買っても、結局どちらも中途半端に終わってしまいます。
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熟語帳は「1冊やれたほうがいい」教材ではあります。でも、単語帳をしっかり仕上げることのほうがもっと大事。優先順位で言えば、多少落ちる位置にある教材だと考えてください。新しい参考書を買うより、今持っている1冊の完成度を上げるほうが点数に直結する場面は多いものです。書店で新しい熟語帳を手に取る前に、文法書の熟語ページを開いて何割即答できるか試してみてください。
竹内個別が「長文の中で覚える形式」を勧めない理由

ここからは、速読英熟語という参考書そのものの話です。竹内個別では、長文の中で熟語を覚えるタイプの参考書を積極的には勧めていません。理由はシンプルで、英語はそれぞれのスキルが独立しているからです。長文読解は長文読解として勉強したほうがいいし、熟語の暗記は熟語の暗記としてやったほうがいい。この2つを1冊で同時にやろうとすると、どちらも中途半端になりやすいのです。
野球に例えるなら、素振りをしながら試合に出ようとするようなもの。素振りは素振りの時間に集中してやるから精度が上がりますし、試合は試合で勝ちにいくから意味があります。同時にやろうとすると、どちらの効果も薄まってしまうでしょう。英語も同じで、1回の学習時間で狙う対象は1つに絞ったほうが伸びます。熟語を覚える時間なのか、読解力を上げる時間なのか。机に向かう前にそこをはっきりさせてください。
実際、速読英熟語を使っている受験生からはこんな声が出ています。「長文の後に熟語が出てくる構成だと、読んでいる最中は結局わからない」「本当に長文を読んでいれば熟語が覚えられるのか不安」「1つの長文を精読するのに1時間近くかかってしまう」。長文の中で自然に覚わるという触れ込みですが、実際には熟語を知らないまま英文を読むので、読解の負荷が上がってしまう構造なのですね。この違和感は、教材の設計と学習目的がズレているところから生まれています。
ただし、その方が続く人はやってもいい
とはいえ、参考書は「良い・悪い」で決まるものではありません。その人に合うかどうか、その人の優先順位に合うかどうかで決まります。熟語だけを淡々と暗記する作業がどうしても苦痛で続かない、でも英文を読む形式ならストレスなく進められる。そういうタイプの受験生であれば、速読英熟語を使うのは十分にありです。ここは理論の正しさより、自分の性格を優先してほしいところですね。
続かない参考書は、どれだけ理論的に正しくても成果になりません。机に置いたまま1周も終わらない1冊より、多少遠回りでも最後まで回せる1冊のほうが価値がある。自分がやり切れる形式を選ぶことのほうが、実は大事だったりします。ここは他人の評価やランキングではなく、自分の性格から選んでください。3日続けてみて苦痛かどうか、それが一番正確な判断材料になります。
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熟語はいつ挟む?単語・文法・解釈・長文の後です

竹内個別の英語ルートは、単語→文法→解釈→長文読解という順番です。この順番が最も効率的だと考えています。では熟語はどこに入るのか。答えは、長文まで一通り終えたあと。そして他の科目との兼ね合いで時間があれば、というのが正直なところです。熟語は英語の総仕上げに近い位置にある教材で、最初に手を出すものではありません。
なぜ最後なのかというと、熟語の前にやるべきことのほうが得点への影響が大きいからです。単語が入っていなければ文章そのものが読めませんし、文法と解釈が抜けていれば構造が取れません。土台が固まっていない状態で熟語だけ足しても、点数には変わりにくいのです。順番を守ることが、そのまま最短ルートになります。焦って先の教材に手を出すほど、遠回りになるという構造ですね。
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理系の受験生の場合、この「時間があれば」に到達しないことがほとんどです。高3の夏以降は理科と数学の学習量が一気に増えます。英語に割ける時間は減っていくので、熟語まで手が回らないまま本番を迎えるパターンが多いのですね。だからこそ、英語は早い時期から進めておくことを強く勧めています。高3の夏までに受験で戦えるレベルへ持っていければ、そのあとの選択肢が広がるでしょう。英語は積み上げに時間がかかるぶん、先に着手した人が有利になる科目です。
英熟語の覚え方|英→日の一方向で10〜20周

熟語をやると決めたら、覚え方は英単語とまったく同じです。英語を見て日本語の意味を思い出す、この一方向に集中してください。日本語から英語を書けるようにする必要はありません。まずは英→日を高速で回して、見た瞬間に意味が出てくる状態を作ります。英単語で言う「反射レベル」と同じ考え方ですね。友達の顔を見た瞬間に名前が出てくる、あの感覚まで持っていくのがゴールです。
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前置詞のイメージや語源から入らなくていい
熟語の解説書には、前置詞のイメージや語源から理解させようとするものがあります。onは接触、offは分離、といった説明ですね。竹内個別では、そこから理解を始める必要は特にないと考えています。むしろ語源やイメージから入ると、覚えるまでの手順が増えて面倒になることのほうが多いのです。1個の熟語に理解のステップが挟まるぶん、周回のスピードが落ちてしまいます。
どちらかと言えば、素直に暗記してしまったほうが早い。理屈で納得してから覚えるより、まず反射で出るようにするほうが試験では機能します。もちろん語源の知識が定着を助けるケースもありますが、それは覚えたあとで気づけば十分。最初から遠回りする必要はありません。試験本番で問われるのは語源の理解ではなく、その熟語の意味が一瞬で出てくるかどうかです。
2〜3周では覚えられません
ここが一番シビアな話です。熟語は英単語と同じで、2〜3周やった程度では定着しません。10周、20周と回してようやく覚えられるものだと思ってください。つまり熟語帳に手を出すということは、20周分の時間を確保するという意味になります。1周にかかる時間を測って、20倍してみてください。それが熟語帳の本当のコストです。
この時間を担保できないなら、着手しないほうがいい。これが「優先順位が下がる」と言っている本当の理由です。参考書を買った瞬間に成績が上がるわけではありませんよね。20周やり切って初めて得点になる。その20周が他の科目の時間を削って成立するのかどうか、そこを先に計算してほしいのです。時間の見積もりを飛ばして参考書だけ増やすのが、受験で最も起きやすい失敗といえます。
速読英熟語の使い方(やると決めた人向け)
ここからは、実際に速読英熟語を使うと決めた人向けの内容です。まず押さえておきたいのは、熟語のページと英文のページを分けて考えること。同時に処理しようとすると負荷が高すぎて、どちらも身につきません。1冊の中に2つの教材が入っているつもりで進めるのがコツです。本の構成通りに前から順に進める必要はありません。
1周目は熟語ページに集中して、英→日で意味を入れていきます。英文はまだ読まなくて構いません。ここで「せっかく英文が載っているのに」と思うかもしれませんが、熟語を知らないまま英文を読んでも読解の負荷が上がるだけ。先に熟語を入れてしまうほうが、結果的に速く進みます。急がば回れという言葉がありますが、この教材にはまさに当てはまりますね。
熟語が7割ほど入ってきた段階で、英文を読む段階に進みましょう。この順番なら「長文の後に熟語が出てきて意味がわからない」という状態を避けられます。受験生から出ている不満の多くは、この順番を逆にしていることが原因です。熟語が頭に入った状態で英文を読むと、知っている表現が文中でどう使われるかを確認する作業になります。これなら読解の練習としても機能するでしょう。
音声を使う場合は、シャドーイングの素材として活用するのが定番です。ただし、これは熟語暗記とは別の目的だと切り分けてください。リスニング対策として音声を使うなら、それはそれで独立したトレーニングになります。仕上がるまでの期間が知りたい場合は、1周にかかった時間を実際に測って20倍してみてください。それがこの1冊にかかる総時間です。短期決戦の教材ではないので、着手する時期は慎重に決めましょう。
速読英熟語とターゲット1000はどっちがいい?

この比較はよく聞かれます。検索でも「速読英熟語 ターゲット1000 どっち」という調べ方が実際に多いですね。竹内個別の考え方はこうです。一番軽いのは英熟語ターゲット1000。やるなら、これが第一候補になります。判断の基準は「どちらが優れているか」ではなく「どちらが速く回せるか」だと考えてください。20周が前提なら、1周の軽さがそのまま差になります。
理由は形式のシンプルさにあります。熟語と意味が並んでいるだけの構成なので、英→日の反射を作る作業に100%集中できます。英文を読む工程が挟まらないぶん、1周あたりのスピードが速い。20周回す前提で考えると、この差は積み重なって大きく効いてきます。一方の速読英熟語は英文を読む工程が入るぶん1周に時間がかかるので、「熟語を覚える」という目的単体で見ると遠回りになりやすいのです。
英単語帳の選び方でも同じ考え方を採っています。竹内個別がターゲット1900を勧めているのは、赤シートで隠せるシンプルな設計だから。時間と集中力を暗記そのものに全部投下できる形式を優先しています。ただし繰り返しになりますが、続けられるかどうかが最優先。ターゲット1000の淡々とした形式が退屈で続かないなら、速読英熟語のほうが結果的に成果が出ます。
▶ 関連記事:シス単とターゲットはどっち?英単語帳の選び方と次にやる1冊
英検を取りにいくなら熟語の優先度は上がる
英検2級や準1級を目指す場合、熟語の優先順位は上がります。竹内個別でも、英検を取りにいく生徒は熟語帳をやる人が出てきますね。本番の一発勝負より、何度も挑戦できる英検で先に確保してしまうほうが有利になるケースは多いからです。志望校が英検を使えるなら、熟語まで含めて対策する価値があるでしょう。逆に志望校で英検が使えないなら、熟語の優先順位は元の位置に戻ります。
▶ 関連記事:英検2級は何ヶ月で合格できる?高校生が最短2ヶ月で受かる勉強法
実際、竹内個別で英検2級に合格したひとみさんは、単語→文法→解釈→長文という順番で積み上げて偏差値49から57まで伸ばしました(2025年度・当塾在籍生)。基礎から順番に固めていく設計は、英検対策でもそのまま機能します。熟語に進む前の土台がどう作られたのか、対談で具体的に語ってもらっています。同じ順番で詰まった経験のある人ほど、参考になるはずです。
FAQ
Q1. 速読英熟語のレベルはどのくらいですか?
A. 英文自体の難易度は標準的で、使われている単語も基本的なものが中心です。ただし竹内個別が考える着手ラインは「単語・文法・解釈・長文まで一通り終えた段階」。単語と文法が固まっていない状態では、熟語以前に英文そのものが読めません。熟語を知らないまま読むと、単語はすべてわかるのに文の意味が取れないという状態に陥ります。英文が簡単に見えることと、取り組める状態にあることは別だと考えてください。
Q2. 英熟語は勉強するべきですか?
A. 文系の受験生は必要です。理系の受験生は優先順位が下がり、実際に熟語帳まで到達しないケースが多くなります。共通テストで60〜70%取れればよいなら不要、80%以上欲しいなら必要、という線引きで考えてください。私立文系3科目で英語の配点が突出して高い場合は、優先度がさらに上がります。逆に6〜7割が目標なら、その時間を他の科目に回したほうが総合点は伸びるでしょう。
Q3. 速読英熟語とターゲット1000はどっちがいいですか?
A. 一番軽いのは英熟語ターゲット1000です。熟語と意味が並ぶだけの構成なので、英→日の反射を作る作業に集中でき、1周あたりのスピードが上がります。判断の基準は「どちらが優れているか」ではなく「20周を速く回せるか」だと考えてください。ただし淡々とした暗記が続かないタイプなら、英文形式の速読英熟語のほうが結果的に最後まで進みます。
Q4. 英熟語はいつから始めるべきですか?
A. 単語→文法→解釈→長文読解を一通り終えたあとです。そのうえで、他の科目との兼ね合いで時間が確保できる場合に着手します。熟語の前にやるべきことのほうが得点への影響が大きいためです。理系の場合、高3の夏以降は理科と数学の学習量が増えるので、この段階に到達しないまま本番を迎えることが多くなります。英語を早い時期から進めておくと、熟語まで手が届く可能性が上がるでしょう。
Q5. 速読英熟語は何ヶ月で覚えられますか?
A. 2〜3周では定着しません。10周から20周を回して覚えるものだと考えてください。期間を知りたい場合は、1周にかかった時間を測って20倍すると総時間が出ます。この時間を他の科目を削って確保できるかどうかが、着手の判断基準になります。2〜3周で終わる前提で計画を立てると、途中で放置することになりかねません。参考書を買った時点ではなく、20周やり切った時点で初めて得点になります。
Q6. 英熟語ターゲット1000はいらないですか?
A. 志望校と目標点によります。NextStageやVintageなど文法書の熟語セクションで足りる大学も多いため、まず手元の文法書の熟語パートが完璧かを確認してください。そこが空いた状態で熟語帳を追加しても、どちらも中途半端になります。文法書の熟語がすでに即答できる状態なら、熟語帳を1冊増やすより他の科目に時間を回すほうが総合点は伸びるでしょう。
Q7. 熟語は語源や前置詞のイメージから覚えたほうがいいですか?
A. その必要は特にありません。語源やイメージから入ると手順が増えて面倒になることが多く、竹内個別では素直に暗記することを勧めています。英語を見て日本語の意味が反射で出る状態を、最短で作ってください。語源の知識が定着を助けることはありますが、それは覚えたあとで気づけば十分。1個あたりに理解のステップが挟まるほど、20周分の総時間は膨らんでいきます。
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まとめ
速読英熟語は、長文を読みながら熟語と構文を覚えるZ会の熟語帳です。音読素材としての評価は高い一方、竹内個別では「長文読解と熟語暗記は分けたほうが伸びる」という理由から、この形式を積極的には勧めていません。ただし淡々とした暗記が続かないタイプなら、英文形式のほうが最後まで回せる可能性があります。教材の優劣ではなく、自分が続けられるかどうかで選んでください。
そして参考書を選ぶ前に決めるべきなのは、そもそも自分に熟語帳が必要かどうかでしたね。文系なら必要、理系なら優先順位が下がる。共通テスト60〜70%なら不要で、80%以上なら必要。NextStageやVintageの熟語セクションで足りる大学も多いので、新しい1冊を買う前に手元の完成度を確認してください。やると決めたなら20周が前提になるため、その時間を他の科目から確保できるかを先に計算しましょう。
熟語帳は「1冊やれたほうがいい」教材ではあります。でも単語帳を仕上げることのほうが先。順番を間違えなければ、英語はセンスや才能ではなく積み上げで伸ばせる科目です。自分が今どの段階にいて、次に何をやるべきか。そこが曖昧なままだと、参考書選びで迷い続けることになります。迷っている時間そのものが、20周分の時間を削っていくことにもなりかねません。
どの参考書に何時間かかり、どの正答率まで仕上げるか。志望校レベル別の全体像は、記事では触れていない英語ロードマップで確認できます。
著者:竹内個別戦略室 尾崎侑絃(岐阜大学医学部医学科卒業・医師免許保持)
監修:竹内個別塾長 竹内壮志(名古屋大学工学部卒業)



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