帝京大学医学部の配点と対策|理科なしでも受験できる

帝京大学医学部医学科の一次選考は、英語100点が必須、残りは数学・物理・化学・生物・国語の5科目から2科目を選択して合計300点満点という形式です。ここで注目すべきは、選択科目に国語が入っているという点になります。つまり「英語+数学+国語」という組み合わせでも受験できるということです。理科2科目を必須とする医学部が大半のなか、これは例外的な設計だといえます。

もうひとつ、数学の出題範囲に数学Ⅲが入っていません。数学Ⅰ・Ⅱ・A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル)が範囲です。医学部の数学としては範囲がかなり絞られており、そのぶん取りやすい科目になります。科目数も範囲も絞られているぶん、対策はしやすい大学だということですね。微分積分の難しい問題を前提に対策する必要がないということですね。

そして一次選考は3日間の自由選択制で、複数日の受験が可能です。2日または3日受けた場合は「試験日ごとの3科目合計点が最も高い日」が採用されます。この仕組みをどう使うかで結果が変わってきます。帝京に特化して対策するのか、併願校の1つとして受けるのか。この記事では2027年度入学試験要項から入試の中身を整理したうえで、その戦略の違いをお伝えします。竹内個別は大学受験全般に対応するオンライン個別指導塾です。入試制度の読み解きと方針の解説としてお読みください。

この記事でわかること

  • 帝京大学医学部の一次選考の科目と配点(大学公式)
  • 理科なしで受験できることが、対策の組み立てをどう変えるか
  • 選択科目を過去問で決めるという考え方
  • 3日間の自由選択制をどう使うか
  • 帝京に特化する場合と、併願校の1つにする場合の戦略の違い

帝京大学医学部の入試【大学公式】

以下は帝京大学が公表している数字です(出典:帝京大学「入学試験要項2027」)。帝京の一般選抜は一次選考(学科試験)と二次選考(課題作文・面接)の2段階で行われます。まず一次選考の中身から確認していきます。一次選考は学科試験だけで判定され、二次選考に進めるかどうかがここで決まります。段階を分けて見ていきます。

一次選考は英語+2科目の300点

学科試験はマークシートと記述での解答です。英語が必須で、残りは5科目から2科目を選択します。各科目100点で、合計300点満点になります。科目の組み合わせによって、対策の中身が大きく変わります。まず一覧で確認してください。選べる幅が広いのが帝京の特徴です。英語だけは全員が受ける科目になります。記述もあるので、答えだけ合わせる練習では足りません。

科目扱い出題範囲配点
英語必須英コミュⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ100
数学選択数Ⅰ・数Ⅱ・数A(図形の性質、場合の数と確率)・数B(数列)・数C(ベクトル)100
物理選択物理基礎、物理100
化学選択化学基礎、化学100
生物選択生物基礎、生物100
国語選択現代の国語、言語文化(古文・漢文を除く100
合計300

選択科目に国語が入っている点が最大の特徴です。しかも古文・漢文は範囲外で、現代文だけが対象になります。理科を1科目も使わずに出願できるということですね。この選択肢が対策の組み立てを大きく変えます。理科2科目を必須とする医学部が大半であることを考えると、例外的な設計だといえます。詳しくは次の項で整理します。

数学Ⅲは範囲に入っていません

数学の出題範囲をもう一度確認してください。数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学Cで、数学Ⅲがありません。さらに数学Aは「図形の性質、場合の数と確率」、数学Bは「数列」、数学Cは「ベクトル」と、単元まで指定されています。範囲が明示されているぶん、対策の的が絞りやすくなります。やるべき単元がはっきりするということですね。

医学部の数学といえば数学Ⅲまで含むのが通常です。微分積分の難しい問題が出る前提で対策する受験生が多いなか、帝京ではその範囲が問われません。範囲が絞られているぶん、数学はかなり取りやすい科目になります。対策のコストが下がるということですね。国公立と併願する人にとっては、すでに勉強した範囲の一部で足りることになります。

二次選考は課題作文と面接

一次選考の合格者に限り、二次選考として課題作文の試験と面接が行われます。面接は調査書等を資料として活用し、受験者1名に対し教員2名で10分程度という形式です。一次選考の結果も含めて総合的に合否が判定されます。一次選考を通らなければ、二次選考の準備は使われないということですね。学科試験が前提になります。

なお課題作文の試験を受験していない場合、面接を受けることはできません。二次選考の試験日は2月4日または5日で、出願時にどちらか1日を選択します。一次選考は1月21日・22日・23日、合格発表は1月28日というスケジュールです。二次選考は課題作文と面接をセットで受ける必要があるということですね。日程を確認したうえで出願してください。

配点から必要な得点は見えても、そこに届くまでに何をどの順で何時間やるかは別の話です。参考書ごとの所要時間と目標正答率まで入ったロードマップを無料でお配りしています。

帝京大学医学部 一次選考は英語+2科目

理科なしでも受験できます

改めて整理します。帝京の一次選考は英語が必須で、残り2科目を数学・物理・化学・生物・国語から選びます。国語が選択肢にある以上、理科を1科目も使わない組み合わせが成立します。これは医学部受験としてかなり特殊な設計です。理科を避けたい受験生にとっては、大きな意味を持つ選択肢になります。医学部受験としてかなり特殊な設計だといえます。

竹内個別が想定する組み合わせは、主に2つです。ひとつは「英語+数学+国語」で、理科をまったく使わない形になります。もうひとつは「英語+数学+理科1科目」で、理科を1科目だけ使う形です。どちらも対策する科目を絞れるという点で共通しています。どちらを選ぶかは、得意科目の並びによって変わってきます。いずれの場合も、英語は必ず対策することになります。

理科2科目を必須とする医学部が大半であることを考えると、この差は大きくなります。理科2科目を仕上げるには相当な時間が必要だからです。帝京では、その時間を英語と数学、あるいは国語に集中させられるということですね。科目数が減ることは、そのまま1科目あたりに使える時間が増えることを意味します。1科目あたりの完成度を上げられるということですね。

これは帝京特有の方式だと考えてください。同じ私立医学部でも、東邦・慶應・福岡はいずれも理科2科目が必要です。帝京の科目選択制は、他の医学部の対策とはまったく違う組み立てを可能にします。ただしこの利点を活かせるかどうかは、次に説明する「特化するか併願か」によって変わってきます。帝京をどう位置づけるかで、活かし方が変わってきます。

どの科目を選ぶかは、過去問を見て決めます

科目を選べるということは、選び方を考える必要があるということでもあります。英語は必須なので確定です。残り2科目をどう選ぶかが、対策の出発点になります。ここを適当に決めると、せっかくの選択制が活きません。判断の順番を整理しておきます。何を基準に選ぶかで、必要な勉強量が変わります。出願前に決めておくべき論点です。

基本は得意科目から選ぶことです。数学が得意なら数学、化学が得意なら化学、現代文が得意なら国語という形になります。ただしそれだけでは決めきれない場合があります。得意・不得意が拮抗しているときや、どの科目も同程度に仕上がっているときですね。その場合は別の基準が必要になります。得意科目がはっきりしているなら、判断は簡単です。

そこで竹内個別がお伝えしているのが、帝京の過去問と相性の良い科目を選ぶという考え方です。同じ科目でも、大学によって出題の癖は違います。自分にとって解きやすい出題かどうかは、実際に問題を見なければわかりません。過去問を早めに見ておくのも有効です。解きやすい出題の科目を選べば、同じ実力でも得点は変わります。

これは通常の使い方とは違います。竹内個別は普段、過去問は最後の最後に「慣れるため」に解くものだとお伝えしています。実力がついていない段階で解いても、判断材料にならないからです。ただし帝京については、どの科目を使うかを選ぶために少し見てみるという使い方があり得ます。目的が違うということですね。科目を決めるための下見だと考えてください。

▶ 関連記事:医学部受験の対策と勉強法|典型問題100%が合格の鍵

一次選考は3日間から自由に選べる

一次選考は3日間。複数日受けられます

帝京の一次選考は試験日自由選択制で、1月21日・22日・23日の3日間から選べます。そして複数日の受験が可能です。要項にはこう書かれています。この仕組みが結果に与える影響は小さくありません。まず要項の記載を確認してください。複数日受けた場合の扱いが、要項に明記されています。1日だけ受けることも、3日とも受けることもできます。

> 2日または3日受験した場合、「試験日ごとの学科試験3科目の合計点が最も高い日」を採用します

つまり最も良かった日の点数で評価されるということです。複数日受ければ、それだけ良い結果を残せる可能性が上がります。竹内個別としては、帝京に特化して受験する場合は3日とも受けることを推奨します。悪かった日の点数が足を引っ張ることはないということですね。受けた回数が不利に働かない仕組みです。回数を増やすほど、上振れを拾える確率が上がります。

もうひとつの受け方もあります。1日目(21日)を受けて、真ん中の日は休み、最後の日(23日)にもう一度受けるという形です。3日連続の受験は体力的な負担が大きいためですね。1日空けることでコンディションを整えられます。どちらを選ぶかは、体力や当日の手応え次第になります。2日受けるだけでも、1日だけの受験より有利になります。

複数日受験を勧める理由は明確です。試験には運の要素があるからです。得意な単元が出るかどうか、当日のコンディションがどうかで得点は揺れます。回数を増やせば、その揺れの上側を拾える可能性が高まるということですね。この形式ではライバルも複数日受ける人が多いので、1日だけの受験は不利になりやすいと考えてください。

とはいえ、受験料や移動の負担もあります。竹内個別では、生徒ごとの状況に合わせて何日受けるかを提案しています。併願校が多くて日程が詰まっている場合と、帝京を本命に据えている場合では答えが変わるからです。日程と体力、費用を踏まえて決める話だということですね。無理のない範囲で回数を決めてください。状況に合わせて回数を決めてください。

2科目通しで120分。時間配分の練習は必須です

帝京の一次選考の時間割は独特です。1時限目が英語で9:30〜10:30の60分。2時限目が選択科目で11:15〜13:15の120分です。そしてこの120分は、選択2科目を通しで解く形になります。1科目あたりの時間が決まっていない形式だということです。2時限目の使い方が結果を左右します。1時限目と2時限目で、時間の使い方がまったく違います。

要項には「2時限目の学科試験は2科目通しの120分で行います。時間配分等は自由です。途中休憩の時間はありません」と明記されています。つまりどちらの科目にどれだけ時間を使うかを、自分で決めるということですね。1科目60分ずつと決められているわけではありません。得意な科目に時間を寄せることもできるということですね。

この形式では、時間配分の練習が絶対に必要です。得意な科目を早く終わらせて、もう1科目に時間を回すという判断ができるからです。逆に配分を誤ると、片方の科目に時間を使いすぎて、もう片方が手つかずになるという事態も起こり得ます。本番で初めて配分を考えるのは危険だということですね。事前に決めておかないと、当日その場で判断することになります。

具体的には、過去問演習の段階で戦略を作ります。どの科目にどれくらい時間がかかるのか、どちらを先に解くのか、見直しの時間をどう確保するのか。これらは実際に解いてみないと決められません。竹内個別では、過去問演習の際に時間配分の戦略まで一緒に立てていきます。解く順番まで決めておけば、当日の判断が減ります。

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帝京に特化するか、併願校の1つにするか

帝京に特化するか、併願校の1つにするか

ここまで帝京の特殊性を見てきましたが、その利点をどこまで活かせるかは、帝京をどう位置づけるかで決まります。竹内個別の考え方は、大きく2つに分かれます。ここが決まらないと、科目を絞るかどうかも決められません。戦略の分岐点になります。科目を絞るか、受験日を何日にするか、二次の対策をいつ始めるか。すべてがこの判断に紐づきます。

帝京に特化して対策する場合、科目を絞り込むことができます。「英語+数学+国語」または「英語+数学+理科1科目」に集中し、それ以外の科目に時間を使わないという選択です。そして帝京に特化するということは、共通テストの対策も必要なくなります。国公立を受けないという前提に立てるからですね。対策する科目が3つで済むということですね。

これは大きな差になります。共通テストは6教科8科目前後で、対策には相当な時間がかかります。それが不要になり、さらに理科も1科目以下に絞れる。すべての労力を帝京の3科目に注ぎ込めるということです。竹内個別の見方では、この形を取れれば合格率はかなり高まります。科目数が減れば、1科目あたりに使える時間は増えます。

一方、併願校の1つとして受ける場合は話が変わります。国公立や他の私立を本命に据えるなら、共通テストの対策も理科2科目の対策も必要です。その場合、帝京のために科目を絞ることはできません。すでに勉強している科目のなかから、点が取れそうな2科目を選ぶという形になります。すでに勉強している科目のなかから、点が取れそうな2科目を選ぶ形になります。

どちらが良いという話ではありません。医師になるという目的から逆算して、どちらの戦い方が自分に合うかを決めるということです。ただし帝京の入試形式は、特化した場合の見返りが特に大きい設計になっています。この点は知っておく価値があります。自分がどちらの立場かを、まず決めてください。入試形式そのものは、特化した人に有利に働きます。

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難問対策はAからB。時間があればCまで

帝京の学科試験に求められる到達度は、AからBのあいだだと竹内個別は考えています。典型問題を100%取り切ることが基本で、そこから難問が解けるレベルまで積み上げられればなお良い、という位置づけです。帝京だけ幅を持たせているのには理由があります。立場によって目標が変わる、という点が他の大学と違います。立場によって目標が変わります。

竹内個別はこれまで整理してきた医学部を、二次試験で求められる到達度によって3段階に分けています。同じ医学部でも必要な到達点は大学ごとにかなり違うため、一律の対策をすると足りないかやりすぎるかのどちらかになるからです。志望校がどの段階に入るかで、使う問題集のレベルが変わってきます。この判断を早い段階で固めておくと、教材選びで迷う時間が減ります。

段階内容該当する大学
A典型問題を100%。難問対策は不要香川・東邦・岡山・鳥取・秋田・高知・琉球・福岡・金沢・山口
B難問対策は不要だが、難問が解けるレベルまで仕上げる神戸・信州・広島・大阪公立
C難問対策が必要。上級問題精講レベルまで京都・慶應・北海道
帝京AからB。時間に余裕があればCまで

帝京が幅を持つ理由は、特化した場合に時間が余るからです。共通テスト対策が不要で、科目も3つに絞られる。その状態なら、残った時間を難易度の引き上げに使えるということですね。時間があるならCの水準まで積み上げても構いません。他の大学では、時間が余るという状況がそもそも生まれません。余った時間の使い道として、難易度を上げる選択があります。

逆に併願校として受ける場合は、AからBの水準で十分です。他の大学の対策と並行する以上、帝京だけに時間を割くことはできないからです。自分がどちらの立場かによって、目標とする到達度が変わると理解してください。無理に難易度を上げる必要はありません。他の大学の対策のなかで、無理なく届く水準を目標にしてください。

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私立医学部4校の学費(6年間総額)

学費と奨学特待生制度

帝京大学医学部の学費は、6年間で約3,937万円です。私立医学部31校のなかでは28位(安い順)で、平均の約3,200万円を大きく上回ります。竹内個別がこれまで整理してきた私立医学部と並べると、その位置がはっきりします。私立を併願するなら、配点と同じ優先度で確認すべき数字になります。6年間で回収する前提の金額なので、出願段階で把握しておく価値があります。

大学6年間総額順位(31校中・安い順)
慶應約2,272万円7位
東邦2,580万円9位
福岡約3,775万円26位
帝京約3,937万円28位

ただし帝京には、医学部奨学特待生制度があります。この制度を利用できた場合、6年間の学費は5,508,160円になります。通常の約3,937万円と比べると、3,000万円以上の差です。この差は無視できません。制度を使えるかどうかで、負担がまったく別のものになります。制度を使えるかどうかで、選択肢そのものが変わってきます。

制度の利用には条件があります。要項には、帝京大学医学部の卒業後に2年間の初期臨床研修を終え、最低4年間の帝京大学医学部附属病院後期臨床プログラムを修了する意思のある者、または帝京大学大学院医学研究科に入学して4年間の基礎医学(社会医学)分野を修了する意思のある者、と書かれています。入学を確約できることも条件です。

さらに2年次以降は毎年継続審査があり、成績不良等で進級できない場合は特待生の資格が取り消されます。入学時に確定して終わりではないということですね。制度の詳細は必ず最新の要項で確認してください。学費は併願先を決める材料になるので、この制度の存在は押さえておく価値があります。入学後も成績を維持する必要があるということですね。

▶ 関連記事:私立医学部の学費ランキング【2026年・全31校】安い順と国公立との差

配点から必要な得点は見えても、そこに届くまでに何をどの順で何時間やるかは別の話です。参考書ごとの所要時間と目標正答率まで入ったロードマップを無料でお配りしています。

課題作文と面接の対策時期

二次選考では課題作文の試験と面接が行われます。面接は受験者1名に対し教員2名で10分程度、調査書等を資料として活用する形式です。一次選考の結果も含めて総合的に判定されます。一次選考の結果と合わせて判定されるため、学科試験の出来がここにも影響します。対策の時期は立場によって変わります。一次選考を通った人だけが受ける試験です。

対策の時期は、帝京をどう位置づけるかによって変わります。竹内個別の判断は次のとおりです。特化する場合と併願の場合で、確保できる時間が違うからです。以下で分けて説明します。以下で分けて説明します。確保できる時間が立場によって違うため、以下で分けて説明します。二次選考は課題作文と面接をセットで受ける必要があります。

帝京に特化して受験する場合は、直前にしっかり対策したほうがいいでしょう。共通テストを受けない前提なら、1月下旬の一次選考合格発表から2月上旬の二次選考まで、対策に充てられる時間があるからです。特化している以上、ここで落とす理由はありません。1週間ほどの準備期間を確保できるということですね。ここで落とす理由はありません。

併願校の1つとして考えている場合は、共通テスト後からの対策で十分です。この判断は他の大学と同じになります。志望校が確定しないと面接の中身を組み立てられませんし、共通テストの結果を見て受験校が変わることも普通にあるからですね。学科試験で合格圏に入ることが先だという順番は変わりません。この判断は他の大学でも変わりません。

いずれの場合も、志望動機と医師を目指す理由を自分の言葉で説明できる状態は作ってください。課題作文を受験しないと面接を受けられないという決まりもあるので、二次選考は両方セットで臨む必要があります。面接では調査書等も資料として使われます。10分程度の面接なので、要点を絞って話せる状態が必要です。要点を絞って話せる状態が必要です。

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帝京大学を目指すなら、優先順位はこうなります

ここまでの内容を整理します。帝京は入試の形式そのものが他の医学部と違うため、対策の組み立ても変わってきます。以下は一次選考300点という配点を前提にしたものだと考えてください。科目選択と受験日の判断が、他の大学にはない論点として加わります。どちらも出願前に決めておく必要があります。以下は一次選考300点を前提にしたものです。

  • 英語は必須。まずここを確定させて対策する
  • 残り2科目は得意科目から選ぶ。迷うなら過去問との相性で決める
  • 理科なしの組み合わせも可能。「英語+数学+国語」が成立する
  • 数学Ⅲは範囲外。数学は取りやすい科目になる
  • 一次選考は3日間。特化するなら3日とも受験を推奨
  • 2科目通し120分の時間配分は、過去問演習で戦略を立てる
  • 特化するなら共通テスト対策が不要。すべての労力を3科目に注げる
  • 難問対策はAからB。時間に余裕があればCまで

このなかで最初に決めるべきなのが、帝京に特化するか、併願校の1つにするかです。ここが決まらないと、科目を絞るかどうかも、何日受験するかも、二次選考の対策時期も決められません。戦略が根本から変わる分岐点だということですね。早い段階で決めておくほど、対策の無駄が減ります。出願の前に固めておいてください。

特化する場合の見返りは大きくなります。共通テストの対策が不要になり、理科も1科目以下に絞れる。科目数が減れば、1科目あたりに使える時間は増えます。その状態で3日間すべて受験すれば、合格の可能性はかなり高まると竹内個別は考えています。ただしこれは、国公立を受けないという判断でもあります。3日間すべて受験すれば、合格の可能性はさらに上がります。

ただしこれは、国公立を受けないという判断でもあります。医師になるという目的から逆算したときに、その選択が正しいかどうかは人によって変わります。竹内個別では最初の計画相談会で、志望校の組み方から一緒に決めていきます。帝京の形式は選択肢を広げてくれますが、使い方を間違えると中途半端になるということですね。

FAQ

Q1. 帝京大学医学部は理科なしで受験できますか?

A. できます。一次選考は英語100点が必須で、残りは数学・物理・化学・生物・国語の5科目から2科目を選択する形式です。選択科目に国語が入っているため、「英語+数学+国語」という組み合わせが成立します。国語の範囲は現代の国語と言語文化で、古文・漢文は除かれます。理科2科目を必須とする医学部が大半のなかで例外的な設計です。

Q2. 数学の出題範囲を教えてください。

A. 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A(図形の性質、場合の数と確率)・数学B(数列)・数学C(ベクトル)です。数学Ⅲは範囲に入っていません。さらに数学A・B・Cは単元まで指定されています。医学部の数学としては範囲がかなり絞られているため、対策のコストが下がり、取りやすい科目になります。数学Ⅲの対策が要らないぶん、他の科目に時間を回せます。

Q3. 選択科目はどう選べばいいですか?

A. 基本は得意科目から選びます。ただし得意・不得意が拮抗している場合は、帝京の過去問との相性で決めるという方法があります。同じ科目でも大学によって出題の癖が違うためです。竹内個別は普段「過去問は最後に慣れるため」とお伝えしていますが、帝京については科目選択のために早めに見ておくのも有効だと考えています。

Q4. 一次選考は何日受けるべきですか?

A. 帝京に特化して受験するなら3日とも受けることを推奨します。複数日受けた場合、3科目合計点が最も高い日が採用されるためです。体力面が心配なら、1日目と3日目を受けて真ん中を休むという受け方もあります。試験には運の要素があり、この形式ではライバルも複数日受けるため、1日だけの受験は不利になりやすいと考えてください。

Q5. 2時限目の時間配分はどうすればいいですか?

A. 選択2科目を通しで120分解く形式で、時間配分は自由です。途中休憩はありません。得意な科目を早く終わらせてもう1科目に時間を回す、という判断ができる反面、配分を誤ると片方が手つかずになります。過去問演習の段階で、どの科目にどれくらいかかるか、どちらを先に解くかまで決めておいてください。解く順番まで決めておいてください。

Q6. 二次試験に難問対策は必要ですか?

A. AからBの水準が基本です。典型問題を100%取り切ることを土台に、難問が解けるレベルまで積み上げられればなお良い、という位置づけになります。ただし帝京に特化する場合は共通テスト対策が不要で科目も絞れるため、時間に余裕があればCの水準まで引き上げても構いません。併願校として受けるならAからBで十分です。

Q7. 学費はいくらですか?

A. 6年間で約3,937万円です。私立医学部31校のなかでは28位(安い順)で、平均の約3,200万円を上回ります。ただし医学部奨学特待生制度を利用できた場合は6年間5,508,160円になります。卒業後に初期臨床研修2年と帝京大学医学部附属病院の後期臨床プログラム4年を修了する意思があること、などが条件です。

Q8. 課題作文と面接の対策はいつから始めますか?

A. 帝京に特化して受験する場合は直前にしっかり対策してください。共通テストを受けない前提なら、一次選考の合格発表(1月28日)から二次選考(2月4日または5日)まで時間を確保できます。併願校の1つとして考えている場合は、共通テスト後からの対策で十分です。なお課題作文を受験しないと面接を受けられません。

まとめ

帝京大学医学部医学科の入試は、他の医学部と根本的に違います。一次選考は英語100点が必須で、残りは数学・物理・化学・生物・国語の5科目から2科目を選択して300点満点。選択科目に国語が入っているため、理科なしでも受験できます。さらに数学Ⅲが範囲外で、数学は取りやすい科目になります。科目数も範囲も絞られている大学だということですね。

この形式が意味するのは、対策する科目を絞れるということです。「英語+数学+国語」または「英語+数学+理科1科目」に集中できます。理科2科目を仕上げる時間が要らなくなるぶん、1科目あたりに使える時間が増えるということですね。科目選択は、得意科目か、帝京の過去問と相性の良い科目で決めてください。得意科目か、過去問との相性で決めてください。

一次選考は3日間の自由選択制で、複数日受験した場合は最も高い日の点数が採用されます。帝京に特化するなら3日とも受けることを推奨します。試験には運の要素があり、この形式ではライバルも複数日受けるからです。また2時限目は2科目通しで120分・時間配分は自由なので、過去問演習の段階で戦略を立てておく必要があります。

そして最も大きな分岐が、帝京に特化するか、併願校の1つにするかです。特化するなら共通テストの対策も不要になり、すべての労力を3科目に注げます。竹内個別の見方では、この形を取れれば合格率はかなり高まります。ただしそれは国公立を受けないという判断でもあるので、目的から逆算して決めてください。目的から逆算して決めてください。

学費は6年間で約3,937万円(31校中28位)ですが、医学部奨学特待生制度を利用できれば6年間5,508,160円になります。卒業後の臨床研修と後期臨床プログラムに関する条件があり、2年次以降は毎年継続審査があります。入試形式も学費も大学ごとに大きく違うので、志望校の候補が固まってきたら必ず最新の入学試験要項で確認してください。偏差値表には現れない情報が、そこにあります。

著者:竹内個別戦略室 尾崎侑絃(岐阜大学医学部医学科卒業・医師免許保持)
監修:竹内個別塾長 竹内壮志(名古屋大学工学部卒業)

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