受験勉強はいつから始める?今すぐ動くべき理由と学年別の始め方
受験勉強はいつから始めるべきか。結論から言えば、この記事を読んでいる「今」がベストタイミングです。「高2の夏から」「高3の春から」と先延ばしにするほど、合格への道は険しくなります。この記事では、竹内個別が「今すぐ始めるべき」と断言する理由を、公立高校のカリキュラム問題や志望校別のデータを交えて具体的に解説します。読み終えるころには「何から手をつければいいのか」が明確になり、今日から受験勉強をスタートできるようになるでしょう。
この記事でわかること
- 受験勉強を「今すぐ」始めるべき具体的な理由
- 公立高校の理系カリキュラムが11月まで終わらない問題とその対策
- 医学部・難関国公立・MARCH・日東駒専の志望校別スタート時期
- 高1・高2・高3の学年別に今日からやるべきこと
- 「半年で合格」が可能かどうかのリアルな話
受験勉強はいつから?結論は「今すぐ」

「受験勉強っていつから始めればいいんだろう」と検索しているあなたに、竹内個別の答えは明確です。気づいたときが最速のタイミング。今すぐ始めてください。
多くの塾や予備校のサイトでは「高2の夏から」「高3の春から始めれば間に合う」と書かれています。たしかに、それでも合格する人はいます。しかし「間に合う」と「余裕を持って合格できる」はまったく別の話です。
受験勉強の開始が早いほど、1日あたりの負担は軽くなります。これは、たとえるなら引っ越しの荷造りと同じ。1週間前から少しずつ箱詰めすれば余裕がありますが、前日にまとめてやろうとすると徹夜になるのと似ています。受験の「荷物」は全員ほぼ同じ量。違いは、いつから詰め始めるかだけです。
竹内個別では、志望校にもよりますが、小学生であっても受験を意識した勉強を始めるべきだと考えています。早すぎるということはありません。
なぜ早く始めるべきなのか

「まだ高1だし」「高2の夏からで十分でしょ」と思っている方にこそ知ってほしい事実があります。早期開始には、精神論ではなく構造的な理由があるのです。
公立高校のカリキュラムは受験に間に合わない
理系の受験生にとって最大の落とし穴が、公立高校のカリキュラム進度です。
理系受験で必要な数学III・物理・化学・生物のカリキュラムが全て終わるのは、公立高校の場合高3の11月ごろになるケースがほとんど。共通テストは1月、二次試験は2月です。カリキュラムが終わってから過去問演習を始めるとすると、実質的な演習期間は2〜3か月しかありません。
一方、中高一貫校では高2の終わりまでに全範囲を終えているケースが多く、高3の1年間をまるごと演習と過去問対策に使えます。つまり、中高一貫校の生徒が12か月かけて演習する内容を、公立高校の生徒は2〜3か月で仕上げなければならないということ。この差は、先取り学習で自力で埋めるしかないのが現実です。
科目別に見ると、状況はさらに深刻です。
物理は力学・電磁気学・波動・熱力学・原子と範囲が広く、各分野が独立しているため「理解→演習」のサイクルを分野ごとに回す必要があります。学校の授業が高3の秋にようやく原子分野に入るペースでは、入試レベルの演習時間が圧倒的に不足します。
化学も同様に、理論化学・有機化学・無機化学の3分野を体系的に仕上げる必要がある科目。竹内個別では「重要問題集を軸にしたミルフィーユ方式」を推奨していますが、この方式で演習と理解を交互に重ねるには、少なくとも半年以上の演習期間が必要です。カリキュラム完了が11月では、ミルフィーユ方式を回す時間が物理的にありません。
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文系も「高3から」では遅い
「文系は暗記科目が多いから高3からでも間に合う」という意見をよく見かけます。しかし、これは誤解といえるでしょう。
英語は積み上げ型の科目であり、単語・文法・解釈・長文読解と段階的に力をつける必要があります。竹内個別では「単語→文法→解釈→長文読解」という順番を徹底していますが、この各ステップにはそれぞれ2〜3か月かかります。高3の春から英語をゼロから始めると、長文読解に入れるのは夏以降。その時点で過去問演習に入っている他の受験生との差は広がる一方です。
また、国公立文系の場合は共通テストで理科基礎や数学も必要になります。「文系だから科目が少ない」というのは私立専願の場合に限った話。国公立を視野に入れるなら、英語・国語・社会に加えて数学・理科基礎の対策も並行しなければなりません。この科目数を高3の1年間に詰め込もうとすると、各科目の演習時間が薄くなり、結局どの科目も中途半端になるリスクが高まります。
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データが示す「早期開始」のアドバンテージ
難関大学の合格者を対象にした複数の調査では、国公立大学の現役合格者のうち、高校入学前や高1の段階で志望校を決めていた層が一定の割合を占めることがわかっています。早い段階で目標を定めた受験生ほど、計画的に学習を進められるという傾向は明らかです。
また、約4割の大学受験経験者が「受験勉強の開始が遅すぎた」と回答している調査もあります。「もう少し早く始めていれば」という後悔は、受験を終えた先輩たちの共通した声なのです。
志望校別|いつから始めるべきか

「今すぐ」が理想とはいえ、志望校のレベルによって求められる準備期間は異なります。ここでは志望校別に、現実的な開始時期の目安を解説します。
医学部志望
医学部受験は、大学受験のなかでも最も早い準備が求められる領域です。
偏差値70クラスの中高一貫校に進学し、中学の段階から受験を見据えた勉強をしている生徒が大半。つまり、医学部志望は中学受験の時点からレースが始まっているのが現実です。
高1から始めても正直遅いと言わざるを得ません。もちろん逆転合格がゼロではなく、竹内個別でも高3の春に偏差値40から医学科に合格したおんかさんのような生徒はいます。しかし、おんかさん本人が語っているように、そのプロセスは想像を絶するほど過酷なもの。毎日12時間以上の勉強を休むことなく続け、全科目を同時並行で仕上げなければなりませんでした。「高3から医学部」は、やれないことはないが、全力疾走を1年間続ける覚悟が求められます。
医学部を考えているなら、小学生の段階から学習習慣を身につけ、中学受験で進学校に入るルートが王道です。すでに高校生なら、今日から1科目でも先取りを始めてください。
難関国公立・早慶
旧帝大や早慶を目指すなら、高1〜高2のうちに基礎固めを完了させることが理想です。
高3からでは、英語・数学の基礎を固めながら理科・社会の全範囲を仕上げ、さらに過去問演習まで行う必要があり、物理的に時間が足りなくなりがちです。高2の終わりまでに英語と数学の基礎を盤石にしておけば、高3の1年間を応用演習と過去問対策に集中できます。
竹内個別の生徒では、模試でE判定からスタートし筑波大に合格したこうしんくんがいますが、彼も早い段階から自分のカリキュラムを信じて学習を積み重ねた結果の逆転合格でした。E判定という結果に一喜一憂せず、日々のカリキュラムを粛々とこなし続けたことが合格につながっています。
MARCH・関関同立
MARCH・関関同立レベルであれば、高2から本格的に始めればギリギリ間に合う可能性はあります。
ただし「間に合う」とは「全力で走り続ければ滑り込める」という意味であり、余裕があるわけではありません。英語の基礎(単語・文法・解釈)が高2のうちに固まっていなければ、高3で長文読解と過去問演習を並行する余裕は生まれないでしょう。
特に3科目入試(英語・国語・社会 or 英語・数学・理科)の場合、英語の配点が高い大学が多いため、英語の仕上がりが合否を大きく左右します。逆に言えば、高2のうちに英語を得意科目にできれば、MARCH合格の可能性は一気に高まるということです。
日東駒専レベル
日東駒専レベルであれば、高3からでも合格は可能です。ただし「余裕がある」わけではないことを強調しておきます。
竹内個別の生徒で偏差値40台から東京学芸大に合格したSくんのように、短期間で大幅に偏差値を伸ばした事例はあります。しかし、それは日々の確認テストを愚直に積み重ねた結果であり、「高3からでも楽に受かる」という意味ではありません。
高3スタートで合格を目指すなら、最初の3か月で基礎を一気に固め、残りの期間で演習と過去問に取り組むという、非常にタイトなスケジュールになります。1日の勉強時間は最低8時間、可能であれば10時間以上を確保する必要があるでしょう。
学年別|今日から何をすべきか

「今すぐ始めるべき」とわかっても、「具体的に何から手をつければいいのか」がわからなければ動けません。ここでは学年別に、今日からやるべきことを解説します。
高1がやるべきこと
高1の最優先事項は英語と数学の基礎固めです。この2科目は積み上げ型であり、高1で穴を作ると高2・高3で取り返すのが非常に困難になります。
具体的にやるべきことは以下の通りです。
- 英語:英単語の暗記を毎日のルーティンにする。1日30分でいいので、1秒で意味が出る「反射レベル」を目指す
- 数学:学校の授業の予習・復習を徹底し、定期テストで80点以上を安定させる
- 学習習慣:まずは1日2時間の自習を習慣化する。部活があっても、この時間は確保する
高1の段階で志望校が決まっていなくても問題ありません。英語と数学の基礎力は、どの大学を受けるにしても共通で必要になるからです。この時期に「英単語を毎日やる」という習慣さえ身につけば、高2以降の伸びが大きく変わります。
高2がやるべきこと
高2は「受験生としての自覚を持つ」ターニングポイントです。部活の中心学年であり忙しい時期ですが、ここで手を抜くと高3で取り返すのに膨大な時間がかかります。
高2の終わりまでに到達しておきたいラインは以下の通り。
- 英語:単語帳1冊を完成。文法の基礎を終え、英文解釈に入っている状態
- 数学:数学IA・IIBの全範囲を一通り終え、標準レベルの問題集に取り組めている状態
- 理系:理科1科目(物理 or 化学)の基礎を先取りで進めておく。公立高校の進度に合わせると間に合わないため、自力で先に進める意識が大切
- 文系:社会1科目の通史を一通り終えておく
高2の段階で上記に到達していれば、高3の1年間を演習と過去問に充てられます。到達していない場合は、今すぐペースを上げる必要があるでしょう。特に理系の場合、高2の冬休みは先取り学習の絶好の機会。ここで物理や化学の基礎範囲を進めておくと、高3の余裕が格段に変わります。
▶ 関連記事:勉強計画の立て方|入試日から逆算する5ステップで合格をつかむ方法
高3がやるべきこと
高3から受験勉強を始める場合、最初の1か月で「自分の現在地」を正確に把握することが最優先になります。
やるべきことの優先順位は以下の通り。
- 志望校と入試科目を確定する
- 各科目の基礎がどこまでできているか自己分析する
- 入試日から逆算して、月単位の学習計画を立てる
- 基礎に穴がある科目は、演習より先に基礎の埋め直しから始める
高3の4月から始める場合、本番まで約10か月。この10か月を「基礎固め3か月 + 応用演習4か月 + 過去問3か月」と大まかに区切り、スケジュールを管理しながら進めていくのが現実的なプランです。
理系で物理や化学のカリキュラムが学校で終わっていない場合は、先取り学習が不可欠です。学校の進度に合わせていては間に合いません。参考書を使って自力で進めるか、塾のカリキュラムで先取りするかの二択になります。
高3の夏までに基礎固めが終われば、秋以降は応用演習と過去問に集中できます。夏の時点で基礎が不安定な科目があれば、焦って応用に進まず、基礎に戻る判断も重要。基礎が固まっていない状態で過去問を解いても、得られるものは限定的だからです。
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「半年で合格」は可能か?

結論から言えば、半年で合格することは可能です。ただし、想像以上にハードな道のりになります。
竹内個別でも、高3の秋から本格的に勉強を始めて合格を勝ち取った生徒はいます。おんかさんは高3の春に偏差値40からスタートし、医学科に合格しました。しかし、その裏側には毎日12時間以上の勉強、休日も含めた連日の自習、全科目を同時に走らせる過酷なスケジュールがありました。おんかさん自身も「もっと早く始めていれば、ここまで追い込まなくても済んだ」と振り返っています。
半年で合格するために必要な覚悟を具体的に示すと、以下のようになります。
- 毎日10〜12時間の勉強を休みなく継続する
- 全科目を並行して進めるため、1科目あたりの演習時間は薄くなる
- 基礎固めと応用演習を同時進行するため、理解が浅い状態で問題を解く場面が多くなる
- 模試の結果に一喜一憂する余裕がなく、メンタル的にも厳しい状態が続く
一方、高1から少しずつ始めていれば、1日3〜4時間の勉強でも十分に間に合うケースが多い。つまり、早く始めるほど「1日あたりの負担」は軽くなり、部活や学校行事と両立しながら受験勉強を進められるということです。
「半年あれば大丈夫」と楽観するのではなく、「半年しかないならその分だけ大変になる」と認識して、今すぐ始めることを強くおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q1. 受験勉強は高3からでも間に合いますか?
A. 志望校のレベルによります。日東駒専レベルであれば高3からでも合格可能ですが、余裕はありません。MARCH以上を目指すなら高2から、難関国公立・医学部を目指すならそれ以上早い段階からの準備が望ましいといえます。高3スタートの場合、基礎固めに3か月、応用演習に4か月、過去問に3か月というタイトなスケジュールになるでしょう。
Q2. 部活をやりながら受験勉強は両立できますか?
A. 両立は可能です。ただし、部活引退後に一気に始めるのではなく、部活と並行して1日1〜2時間の基礎学習を積み上げておくことが重要です。英単語の暗記や数学の基礎問題など、短時間でできることを毎日続けるだけでも、引退後のスタートダッシュが大きく変わります。
Q3. 受験勉強は何から始めればいいですか?
A. まずは英語と数学から始めることを推奨します。この2科目は積み上げ型であり、短期間での伸びが期待しにくい科目です。英語は「英単語→文法→英文解釈→長文読解」の順番で進めるのが効率的。数学は学校の教科書レベルの基礎を固めてから、標準的な問題集に取り組みましょう。理科・社会は高2以降に本格的に始めても間に合うケースが多い科目です。
Q4. 公立高校と中高一貫校で受験の有利・不利はありますか?
A. カリキュラム進度に差があるため、特に理系では中高一貫校が有利です。中高一貫校は高2までに全範囲を終え、高3の1年間を演習に充てられます。公立高校では理系科目のカリキュラムが高3の11月ごろまでかかるため、先取り学習をしない限り演習期間が極端に短くなります。この差を埋めるには、自力での先取りか塾の活用が不可欠です。
Q5. 塾や予備校にはいつから通うべきですか?
A. 「勉強のやり方がわからない」「計画を立てられない」と感じた時点で検討すべきです。学年による基準よりも、「自分一人では非効率だ」と感じたタイミングが通塾の適切な時期といえます。竹内個別のようなオンライン個別指導塾であれば、通学時間ゼロで学習管理を受けられるため、部活との両立もしやすくなります。
Q6. 浪人を見据えて高3は捨てて良いですか?
A. 高3を「捨てる」のは避けるべきです。現役での合格を全力で目指したうえで、結果として浪人になるのと、最初から浪人前提で手を抜くのとでは、浪人生活のスタートラインがまったく異なります。高3で基礎を固めておけば、浪人した場合でも応用演習からスタートできるため、合格率は大幅に上がるでしょう。
Q7. 受験勉強のモチベーションが続きません。どうすればいいですか?
A. モチベーションに頼ると続きません。歯磨きのように「やるのが当たり前」の状態を作ることが大切です。毎日同じ時間に机に向かう、最初の5分は英単語を開くといったルーティンを決めることで、やる気に左右されない学習習慣が身につきます。竹内個別では、毎日の確認テストで「やらざるを得ない仕組み」を作り、生徒の学習を管理しています。
まとめ
受験勉強をいつから始めるべきか。その答えは「今すぐ」です。
この記事のポイントをまとめます。
- 受験勉強は「気づいたときが最速」。先延ばしにするほど1日あたりの負担が増える
- 公立高校の理系カリキュラムは11月まで終わらない。先取り学習が不可欠
- 文系も「高3から」では遅い。英語は積み上げ型であり、早期着手が有利
- 医学部志望は中学受験からスタートが王道。高1からでも遅い
- 難関国公立・早慶は高1〜高2から、MARCHは高2から、日東駒専は高3からでも可能だが余裕はない
- 半年で合格は可能だが極めてハード。早く始めれば1日の勉強時間は少なくて済む
「いつから始めよう」と悩んでいる時間そのものがもったいない。まずは今日、英単語帳を開くことから始めてみてください。それが受験勉強の第一歩になります。
竹内個別では、多くの生徒が逆転合格を果たした実績があります。「今の自分でも間に合うのか」「何から始めればいいのか」と迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
著者:尾崎侑絃(岐阜大学医学部卒・医師)
監修:竹内壮志(名古屋大学工学部卒)


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